こんにちは!バリ島のメグ(@megufit77)です。

コロナ禍でおうち時間が増えたので、「ご飯を炊くようにパンを焼く」ようになった私です。

でもずっとベーグルの出来が良くなくて、納得いかなかったんです。

焼いた後にシワが寄ってしまったり茹でてる間に閉じた部分が開いてしまったり

でもどうしても成功させたいじゃないか!というわけで、試行錯誤ののち、

最近ようやく、なかなかいいんじゃないか?
というベーグルが焼けるようになってきました。

ベーグルが失敗してしまう原因と失敗させないためのちょっとしたポイント、
モチモチ、ツヤツヤに仕上げるポイントも合わせて紹介します。

気をつけるポイントがわかれば、意外と簡単にできるのがベーグルの魅力です。
是非おうちで作ってくださいね!
ちなみに今日紹介するのは、一次発酵をしない、超特急ベーグルです。

ベーグル作りの基本材料5つ「たったこれだけ」

はい、この材料をみてください。

プレーンベーグルを作るために必要な材料は、
粉・砂糖・ドライイースト・塩・水
たったこの5品目だけです。

イーストと粉さえ買ってくれば、家にあるもので、すぐに作れるよ。

超簡単なベーグル作りの手順の説明

作り始める前に、まず、ベーグル作りの手順を簡単に見ておきましょう。

一通りの流れを一度把握してから準備をしていくのも、パンやお菓子作りの成功の秘訣です。
(下に書くレシピではコツの部分を織り込みつつ書いているので、手順の流れがわかりにくいかもしれません。なので一旦ここで、どういう順序かだけ、確認しておいてください。ベーグルを作ったことがあって、コツだけ見たい場合は、読み飛ばしても大丈夫です)

【ベーグル作りの大まかな順序】

  1. 材料を全て量って用意する。
  2. 水、イースト、砂糖の順に混ぜておく
  3. 粉に塩を混ぜ合わせる
  4. 粉に3の水分を入れて、まとまったらこねる。
  5. 生地を量って分割する
  6. ベーグル型に整形する
  7. お湯を沸かす(この間ちょっとだけ発酵させる)
  8. お湯に砂糖を入れて、ベーグルを裏表茹でる
  9. 予熱しておいたオーブンで焼く

お湯でゆでてから焼くというのが普通のパンと違う点です。
大体の作り方がわかったら、細かく準備を進めていきましょう。

道具から見る「一度に作れる個数」

我が家では、ベーグルを茹でるのに直径28cmの大きめのフライパンを使っています。
オーブンの庫内は27cm×34cmのなので、一般的な大きさのベーグルが一度に6個焼けます。

茹でたらすぐにオーブンに入れて焼くというのがベーグルの鉄則です。
なので、
自分の家にある鍋・フライパンで、いくつベーグルが同時に茹でられるか
オーブンの庫内には一度にいくつ入れられるのか
あらかじめ想定して、一回に作る生地の量を決めると良いと思います。

超便利!材料一覧表(個数別分量)

というわけで、ベーグルをいくつ作りたいかで、すぐに使えるレシピの一覧表を作りました。
自分の家族に合う個数をさっと作れるように、まとめたものです。
これがうちで作っている基本のプレーンベーグルの配合です。

材料4個6個8個1個(基本の量)
強力粉250g375g500g62.5g
3g
(小さじ1/2)
4.5g6g
(小さじ1)
≒1g
140~160ml210~240ml280~320ml35~40ml
ドライイースト3g
(小さじ1)
4.5g6g
(小さじ2)
≒0.75g
砂糖15g24g30g≒4g
個数別!材料分量表

では基本の作り方を詳しく見ていきましょう!

ベーグルの作り方

では一緒に、ベーグルを作っていきましょう。
写真はうちの一回分、通常のベーグルで6個分の分量で作っています。

  • 強力粉:375g
  • 塩:4.5g
  • 水:240ml(210ml+大さじ2)
  • ドライイースト:4.5g
  • 砂糖:24g

材料をきちんと量って準備

【粉について】
強力粉375gと書いていますが、ベーグルは中力粉でも薄力粉でもできます。
でも、強力粉を使った方が、引きの強い、噛み応えのある、もちもちとした食感になると思います。
強力粉300gに対して残りの75gを全粒粉にしたり、別の粉に変えてみるのも楽しい工夫です。
ちなみに、中力粉だと、かぶりついた時に、もっと噛み切りやすい仕上がりのベーグルになるので、サンドイッチ用に焼く時は私は半分以上を中力粉に変えて作ったりします。
そんな感じなので、「あ〜あ、今日は粉が足りないな」と思う時でも、足りない分を別の粉で補っても大丈夫です。水分の量で調整すれば良いからです。

【水について】

そんなわけで粉を変える場合、粉にもともと含まれる水分量が違うので、加える水の量はレシピ上では210~240mlと幅をもたせてあります。
水の量は、まずは210ml測っておきましょう。こねながら後の30mlを加えるかどうか、考えます。大さじ2の水なので、後から準備したって簡単です。

【塩について】
好みの塩で大丈夫です。ただ、荒すぎると溶けきれなくて残ったりするかも。我が家はバリ島の天然塩を使っています。塩も、種類によって含まれる塩分量が違い、重さが変わってきますので、何度か作ってみて、自分の使う塩の量と、味を研究してみてください。

【砂糖について】
砂糖は、糖分として考えて、同じ量の別の「甘いもの」に変えても大丈夫です。
今まで私が作ってオススメなのは、

  • ブラウンシュガー(色がちょっと茶色になる)
  • 練乳(ミルクの香りがちょっとだけして、甘めに食べたいときにいい)
  • 蜂蜜(普通に美味しい)

の3種類です。きび砂糖とか、黒砂糖とか、糖分であれば良いという解釈で、私は作っています。ただ、デザート系のフィリングなどに向くものと、塩味系のフィリングに合うものがあると思うので、食べる時の用途に合わせて、工夫してみてくださいね。

水、ドライイースト、砂糖を混ぜておく

まず、水にイーストと砂糖を入れて混ぜて溶かしておきます。

イーストが固まって容器にくっついてしまうので、水の上からイーストと砂糖を入れてかき混ぜると簡単です。

粉に水分を投入して混ぜる

ボウルの中で、強力粉の真ん中に穴を作って、そのなかに先ほど作った水分を加えて混ぜていきます。

中央に溜まった水分を周りの粉を絡めつつ少しずつ混ぜます。
ボウルの一番外側に塩を入れておきます。最後のあたりで塩の部分も全部混ざることになります。
これは、塩がイーストの働きを鈍らせるという性質からのひと手間で、先に塩のない部分とちょっと発酵をすすめてもらいながら、最終的に塩も混ざって下さいよ、という行程です。ちなみにイーストの水分に砂糖を混ぜたのは、砂糖はイーストの働きを良くしてくれるからです。
ただ、何かの記事で、塩がイーストに与える影響は、気にするほどでもないと聞いたこともあります。

全体的に混ざったら、台の上に取り出して、ひとまとまりになるまで捏ねていきましょう。

まだ粉っぽさが残る段階ですべて台の上に出して、こね始めます。

生地をこねる

こね台の上に取り出して、普通にパンをこねるように捏ねていきます。
水分量が少ないので、生地は固く捏ねにくいですが、体重をかけて頑張ってこねましょう。

だいたいまとまれば良いです。

ここで、大さじ2の水分を混ぜるかどうか決めます。
目安は生地の表面がしっとり、手のひらに吸い付くくらいだけど、くっつかないくらいの水分量になっているか。

手のひらに粉っぽさを感じだり、パサついていたら、小さじ1ずつ水分を加えて様子を見ます。

慣れてくると、ひとまとまりになる前(まだこなが残っている状態で)水分量が足りないかもと気付くようになると思います。早い段階で水分を足した方がこねやすいけど、ある程度まとまってからでも、少しずつ加えれば大丈夫です。
しっとり手のひらに吸い付くような生地の感触が目安です。
ちなみに、この段階で生地がくっついて仕方ない時は水分が多すぎます。大さじ1くらい強力粉を足しても大丈夫!

今日の生地は610gこれを6つに分割します。

生地を分割して丸める

生地はスケッパーなどで切り分けて、正確に分割しましょう。

この時できた生地の総量は610gなので、約100gずつ、(102gとかになっても大丈夫)分けます。

重さを均一にしておくと、出来上がりも均一だし、焼き色の付き具合も均等に仕上がるので、ぜひきちんと秤で量ります。
軽く丸めてベンチタイムを10分ほどとります。(ベンチタイム:生地を休ませる時間)このあいだ、生地が乾かないように、濡らして固く絞った布でもかけておきましょう。

パン専用のクロスがあるといいですよ。ラップだとくっついちゃうし、他のものと共用しないほうが衛生的かなぁと。

成型ーベーグル型にする

ちょっと休ませたらすぐに成型してしまいます。

丸くしていた物を伸ばして20cmくらいの棒状にして、両側をつなぐ方法が一般的です。
この作業の時は非常に急いでやっちゃうので、写真がなかった(今度作ったら載せます)。
なのでイラストで。

成型を始める前に、10cm角ぐらいにベーキングシートを切って、個数分用意しておきます。

  1. 丸めた順番に成型します。(なので丸めた時は時計回り、とか自分で最初に丸めたのはどれか覚えておく。
  2. 丸めた生地を裏返して(丸めた部分が内側にくるように)手のひらで軽く押して平たくする。
  3. 平たくしたら、手前からと奥から3つ折りにする。
    その時、つなぎ目になる部分はしっかりぎゅっと押して一体化させておく。
  4. コロコロ転がしながら25cmくらいの長さになるように伸ばす。
    片方を押しつぶして広くしておく。
  5. 広くした方でもう片方の端を包み込むように輪を作る。
    つなぎ目をよーく押さえてきちんと一体化させておかないと、この後茹でる時に外れます。
  6. 成型したら繋ぎ目などが下になるようにして、1個分ずつに切っておいたベーキングシートの上に並べておきます。

成型するときのポイントとしてはなるべく表面を引っ張って、表面を張らせるような感じで、繋ぎ目などはしっかりとつまんで、一体化させておくことです。

生地を引っ張って表面にテンションをかけることで、出来上がりのベーグルがツヤっとパンと張った仕上がりになりますよ!

お湯を沸かしましょう

成型が終わってからでいいですよ、20分ほど発酵させたいので、ゆったり準備して大丈夫です。
フライパンなどの広いやつで、お湯を沸かしましょう。

その時に、砂糖でも蜂蜜でもいいので、「糖分」を入れておきます。
私は28cm径のフライパンの水に対して、大さじ2くらい砂糖を入れちゃっています。

お湯を沸かし始めたら、同時に、オーブンも200度に余熱を開始しておきます。

お湯の温度は80度であれば大丈夫です。フライパンの底についてきた小さい泡が、ちょっと大きく変わり始めるくらいが80度くらいです。

ベーグルを茹でる

お湯の準備ができたら、ベーグルを茹でていきます。

茹でる温度は、80度前後を保ちたいので、この写真くらいの泡がフライパンの底に見えているくらいの状態を保ちながら茹でます。

ベーグルを入れる時は、ベーキングシートのまま、下向きにフライパンに入れちゃいます。

そうして上面を30秒、ベーキングシートをとって、ひっくり返して下の面を30秒茹でたら、

水を切って、天板に並べていきます。

全て並べ終えたら、速やかにオーブンに入れて焼きます。

ここでモタモタしていると、ベーグルの表面がシワシワになってしまいます

トッピングをして、焼成。

茹で終わって、天板に並べたら、プレーンならすぐに焼き始めます。
温度は200度のまま、良い焼き色がつくまで焼けば良いです。うちのオーブンだと20分くらい。

もし、トッピングをしたい場合は、茹で上がったらトッピングをかけます。

左上から、レーズン、ポピーシード、パンプキンシード

黒胡椒、ゴマ、シュレッドチーズ

茹で上がった生地は表面がまだうっすら濡れているので、そのままでもくっつきますが、しっかりつけたい場合は卵液を塗ってもいいと思います。

塗らなかった場合は、紙袋などに入れて誰かにあげたりすると、トッピンブの大半が取れちゃって〜って感じに、取れ易いです。

写真の、レーズンは実は成型の時に中にレーズンを織り込んでいます。

余熱済みのオーブンは200度のまま、茹で上がったベーグルを入れて、焼く!

というわけで、あっという間に6種類のベーグルが焼けちゃいます。

生地に混ぜ込むバリエーションとして我が家で人気なのは、

黒胡椒ベーコン、シナモンアップル、チョコチップ入りなど。

とにかく基本の生地を分割した後に、トッピングを混ぜちゃえば良いので、楽しいですよね。

プレーンでも、砂糖の種類を変えたり、生地の配合を変えてみてください。

いろんなバリエーションが楽しめるので、作っていても本当に楽しい。

焼いたベーグルの保存

当日に食べちゃうようだったら、常温で、大丈夫です。

ただ、翌日になると、ちょっとパサついちゃう。油分が全く入っていないレシピなので仕方ないかな。

なので、もし翌日分になりそうだったら、半分に切ってからラップで包んで冷凍します。

翌朝食べるときでも、冷凍しちゃって大丈夫。食べるときに取り出して、凍ったままオーブン(もしくはトースター)で焼き直せば、表面がカリカリ中がむちむちのベーグルを楽しめます。
冷凍しておいたほうが、冷蔵より美味しく焼ける気がします。

いかがだったでしょうか?ベーグル、お家で焼くと本当に美味しいし、割と簡単に作れるので、是非作ってみてくださいね!!

【レシピ付】「おうちベーグル」失敗しない作り方とモチモチ・ツヤツヤのコツ
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