こんにちは!バリ島のメグ(@megufit77)です。
わたしたち親世代が子供の頃から、習い事の定番といえば「公文」ですよね。私の弟も子供の時に通っていました。(私は通ってないのですが)
私たちが住んでいるインドネシアでも現在、空前の”KUMON”ブーム。どの街にも公文の教室があります。もちろん学んでいるのは現地の子供達。

実は、うちの子たちも小さい時から公文をやっています。
結論は、公文やってきてよかった!って思っていますが、では具体的に
海外の公文ってどうなの?
通わせてみてどうなった?
いつまでやる予定?
などなど、うちの3人の子供達が公文をやってみて感じた事、おすすめな点、おすすめしない点を書いておこうと思います。
またインドネシア(バリ島)の公文の金額、システムについても触れておきます。
これから海外で公文に通わせてみようかな?と検討中の方は、ぜひ参考にしてくださいね。
世界中に広がる公文・インドネシアでもKUMONは大人気
1955年、大阪府守口市に初めて公文式教室が誕生(創業は1958年)。
https://www.kumon.ne.jp/kumonnow/topics/vol051/
それから19年後の1974年、ニューヨークに海外第1号の教室ができました。
これを皮切りに、現在では48の国と地域に学びの場が広がっています。
意外と昔から海外の教室が展開されているんですね。この点では、海外の公文式も信頼できるなぁと思いました。バリ島ってインドネシアの田舎の島なんですが、山の方へ行っても公文の看板を見かけます。
実は日本よりも学歴社会といわれるインドネシアでは、子供の将来のために、ローカルにとっては「決して高くない」授業料を払っても、多くの親たちがKUMONを選んで通わせています。最近いわゆる「中流」家庭が増えてきて、勢いはどんどん増してきているように思います。教育への力の入れようがすごいなぁとひしひしと感じます。
ちなみに、バリ島には、元日本人(インドネシア人に国籍変更された)の先生がいらっしゃいます。実は、この先生にお話を聞いて、公文を習い事として検討してみようかな、って思い始めたのです。
インドシアの公文のシステムは?お月謝は?
海外の公文ってどうなの?って思いますよね。インドネシアでは、算数(数学)と英語が展開されています。英語は、English as a Foreign Language (EFL) と言って、英語が母国語でない子たちのための教材です。(教室によっては英語が母国語の子用の英語もあります)
これが算数のプリント。

日本の公文のプリントと全く一緒で、設問がインドネシア語に訳されているだけだそうです。うちの子たちは最初インドネシア語が読めなかったので、先生が全て英語で教えてくれていました。(ちなみに、なぜか下の子はインドネシア語が分かるのに、いまも英語で教えてもらっています)
インドネシアの公文のシステム
日本と一緒です。決まった会場(お教室)があって、週二回、教室に通って先生と一緒に教材を解きます。(2021年現在はすべてオンラインでの直接指導)
その他の日は、もらってきた宿題の1日分を家でやって、次回お教室に持って行きます。
レベルが終わることに、昇級テストがあって合格すると次のレベルへ。
英語も算数も、コンプリーター(最後のレベル)で高校3年生レベルになります。
インドネシアの公文のお月謝
入会金:28万ルピア
月謝:教科ごとに月40万ルピア(中学生は月45万ルピア)
公文インドネシアの公式ページで最新の価格は確認してくださいね(インドネシア語のページです)
実際通ってどうだった?私たち一家の経験談

公文に通って良かった点悪かった点、「両方」感じている我が家の感想を経緯を含めて書きました。参考になればいいな〜。
どうしてKUMONに通い始めたか
うちの子供達は幼稚園からインターナショナルスクールで、いわば「のびのび」とした教育が売りという環境で育ってきました。
インターナショナルスクールの算数は子供達の「自分で考える力」「楽しく学ぶ力」を伸ばしてくれると思いますが、うちの子たちが通っていた学校では少なくとも「反復練習」がなかったため、
子供達の算数の力が定着しない。算数ができないな。
って、日本人の私はずっと思っていたんです。
そんな時に、上述の、元日本人の公文の先生に「公文をやってみたら?」と誘っていただいたのがきっかけです。
やっぱり、昔から知っているメソッドだし、日本発祥という安心感で、無料クラスに参加してみたのでした。そこでやったレベルテストで愕然。公文やってみようかな、から公文に行かなくちゃやばいのでは?と感じたのでした。
インドネシアの公文は季節ごとに無料体験をやっていますよ!(これは2019年のCM)
KUMONに通ってみて。実際に感じた良かった点
算数は、国によって数式や記号の使い方が少し異なるようで、日本で使う「÷」の記号は、インドネシアでは真ん中の棒が抜けて「:」と書いたりするんですが、それは「慣れます」!
算数で良いと感じている点
補習校にも行っているし、インターナショナルスクールで習う算数も考え方がちょっとずつ違ったりしますが、「数学は数学」世界共通ですからね。
少しずつ進度が違うので、それぞれが相互に予習になったり復習になったりして、子供達には良いようです。
英語で良いと感じている点
インターナショナルスクールに通っているうちの子たちは、英語が学習言語なので、公文の英語もかなりアドバンテージがあります。ただ、ネイティブレベルの英語が喋れたとしても、「英語のテスト」の問題形式に慣れていないので、「何を聞いているのか設問の意味がわからない」という状況ってあると思うのです。
公文の英語はTOFEL受験や英検受験にも、役に立つ
公文の英語の教材はTOFEL受験をかなり意識した教材になっています。
もし、将来的に日本に帰ったり、海外の大学に留学を考えたりする時、国際的にも認められているTOFELなどの英語の検定試験が必須になってきます。
すでに英語がわかる子供達に公文の英語をさせようと思った理由は、「公文の英語はTOFEL受験や英検受験にも、役に立つ」と聞いていたからです。
それが私が公文に通わせて「英語」を選択しておいて良かったと思っている点です。
ちなみに、現在小3の娘は英語はレベルL(日本の高校1〜2年生レベルで英検だと準2級ほど)、中1の娘は最終レベルOにようやく到達(日本の高校3年生レベルで英検だと2級ほど)、そろそろコンプリーターが見えてきました。

実は子供の年齢によっては、あまりお勧めできない場合も!
現在中3のお兄ちゃんは小学校5年生で始めましたが、計算が苦手だったのもあって、算数は掛け算からのスタート(小学校2年生レベル)になってしまったのです。
当時ちょうど思春期に差し掛かったところで、自分の学年より下のレベルの算数問題を延々とやらされるのが、非常に苦痛だったようで、中学校に入るのと同時に辞めました。
結局長男はその時のトラウマで、未だに計算が好きじゃない子になってしまい、ちょっと親の責任を感じている次第です。
公文を習い始める段階で、すでに学年相当のレベルなら問題ないと思いますが、そうでない場合は、子供のプライドや、その子の性格もよく考えて始めた方がいいと感じました。
その点、幼稚園から始めた末っ子は自分の学年より上のプリントを意気揚々とこなしています。それがさらに自信につながって、算数が大好きな子になりました。始めるならできるだけ小さいうちって思います。
公文をいつまで続けるか問題と今後の予定
というわけで、中1の娘と小3の娘の二人は今も算数、英語を続けていますが、英語に関してはもうすぐコンプリーターなので、そこまでかな。
算数に関しては、本人たちの希望次第で続けようと思っています。
現地校に加えて、日本語補習校の授業もある中での公文。時間的にも子供達の負担であるには間違い無いのです。
子供達のKUMONに対する感想は?
公文をいつまで続けるか、私が少し考えあぐねていた時に、上の娘が言い出したのは、
「公文はもう、癖になっているから負担に感じていない。ただ面倒なだけよ」
「復習になるし、自分のためだからやっていいの」
最初から自分の学年より上に行けた末っ子と違い、自分の学年のレベルより下から始まった上の娘ですが、長く続けてきて、「実力がついてきた感じ」が自分でわかり始めたのだと思います。
やればできるようになるシステムだ、と自分で感じている証拠かと思います。
こういう子には、続けてもらおうと母は感じている次第です。
当初の目標であった、「学年相当の算数に追いつく」が達成できつつあり、いつまで続けるかは子供達に任せようと思います。

海外で子育て中、これから海外に移住を考えている方の学習塾選びの参考になれば嬉しいです。
いかがだったでしょうか。
今回も最後まで読んでくださって、ありがとうございました!